8Sep

『网络小说』Jobless・Oblige(一)

时间: 2016-9-8 分类: Jobless・Oblige 作者: r13l

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语言:   大陆 港澳 台湾

目录 下一章

 

ジョブレス・オブリージュ

Jobless・Oblige

作者:理不尽な孫の手

 

ジークハルト・サラディン・グレイラット。彼は無職である。

幼い頃、彼は正義の味方になりたかった。そのために剣を学び強くなった。しかし故郷から遠く離れた時、彼は現実を知り、夢を諦めた。無気力な毎日を送る彼の友人となったのは、一人の少年だった……。

これは正義の味方を自称する無職が、己の道を見つけるまでの物語。

吉克哈特・萨拉丁・格雷莱特。他没有工作。

从小,他就希望能够成为正义的伙伴。为此学习了剑术。但是离开故乡到了远方的时候,他认识到了现实,放弃了梦想。和这样每天过着死气沉沉生活的他,成为朋友的人是一位少年……。

这是一篇讲述自称是正义的伙伴的无业者,找到属于自己的道路的故事。

 

無職転生のスピンオフ作品。

无职转生的续集作品。

 


 

1章 参上、その名はムーンナイト

1章 登场,其名为月之骑士

1話 過去の出会い

1话 过去的相遇

 

 

■ ■ ■

 

僕はチェダーマンになりたかった。

我曾经想要成为奶酪超人。

 

チェダーマンとは、父に子守唄代わりに聞かされた物語の主人公だ。

奶酪超人是父亲小时候给我们唱的儿歌中的主人公。

 

チェダーマンは正義の味方だ。

平和を愛し、人々を助ける。

マントを身につけ空を飛び、助けを求めている声が聞こえれば、即座にその場に急行する。

奶酪超人是正义的伙伴。

他热爱和平,帮助需要帮助的人。

他身披斗篷飞在空中,当听到有人呼救时就会立即赶过去。

 

彼は愛する者を守るために、自己犠牲も厭わない。

もしお腹が空いている者がいたら、チーズでできた自分の顔を引きちぎり、無償で分け与えて助けてあげる。

他为了守护心爱的人们,不惜牺牲自己。

如果有人饿了,他会从自己脸上撕下奶酪,无偿地分给人们。

 

もちろん正義の味方だから、悪は許さない。

人々を苦しめる悪者が町に現れれば、すぐに駆けつけて戦い始める。

例えそれがどれだけ強大な悪者であっても、チェダーマンは逃げない。

愛と勇気を振り絞って戦い、最後にはチェダーパンチで悪者をやっつけ、改心させる。

悪は懲らしめられ、平和が戻るのだ。

必然的,他作为正义的伙伴,绝不容忍邪恶。

如果有让人痛苦的恶人出现在小镇里的话,他会立马过去与恶人战斗。

无论对方是多么强大的恶人,奶酪超人也绝对不会逃跑。

靠着爱与勇气与恶人战斗,最后奶酪超人总会战胜恶人,并使恶人改过自新。

邪恶被惩罚了之后,和平就会回归。

 

その話は、当時まだ五歳にも見たない僕にとって、とても魅力的だった。

チェダーマンに会いたい、チェダーマンはどこにいるの?

父にそう聞くと、父は苦笑しつつ「彼は遠い所にいるから、簡単には会えないよ……でもいい子にしていたら、会えるかもしれないね」と言った。

しかし当時の僕は、チェダーマンはすぐ近くにいるはずだと思っていた。

なぜか、そう思っていた。

这故事,在当时未满五岁的我看来,非常的有魅力。

我想要见见奶酪超人,奶酪超人在哪里?

爸爸听到我这么说后,总会苦笑着说【奶酪超人在很远的地方呢,所以不是这么容易就能见到的哦……但是如果你做个好孩子的话,可能有机会能见到他吧】。

但是,当时的我一直以为奶酪超人一定就在我的身边。

不知道为什么,我会这么想。

 

もしかすると、父がそうかもしれない。

そう思ったのは、父が貧しい人に食料を施しているのを見た時だ。

お腹が空いたの、もう丸一日も何も食べていないの。

そう言って父の足にすがりつく獣族の女性に、父は食べ物を分け与えていた。

分けていたのは肉と、そしてチーズだった。

说不定,说不定奶酪超人就是父亲。

之所以会这么想,是因为我以前我有看到过父亲把食物分给贫穷的人。

肚子饿了,我已经一整天没有吃过东西了。

我曾经看到过一个兽族的女性抱着父亲的教这么祈求到,然后父亲把食物分给了她…

把肉和奶酪。

 

父がチェダーマンである。

その確信を持ったのは、父の武勇伝を聞かされた時だ。

話してくれたのは父の友人で、彼はかつて、父と敵対していた。

その武勇伝とは、彼と父が戦った時の話だ。

一つの国の存亡を掛けた戦いで、激戦だった。世に名だたる強者たちが集まり、戦い、死んだ。

その戦いの最終局面において、彼は父と戦った。

そして敗北し、父たちの軍勢の軍門に下った。

父亲就是奶酪超人。

我这么确信,是在我听到了父亲的故事的时候。

告诉我的人,是父亲的朋友,他曾经与父亲为敌。

那故事便是他与父亲战斗的故事。

赌上一个国家存亡的战斗,一场激战。闻名世界的强者们聚集在一起,战斗,

战死。

那场战役的最后,他与父亲战斗了。

然后败北了,归顺到了父亲的军门之下。

 

その武勇伝を語っている途中で、彼は言った。

「自分は当時、間違っていた」と。

「自分が悪で、父が正義だった」と。

「でも自分の方が圧倒的に強大で、父に勝ち目はなかった」と。

でも、父は戦った。

逃げ出さなかった。

愛する者を守るために、勇気を振り絞って戦い、そしてパンチで勝利した。

在讲述父亲的英勇传的途中,他这么说道。

【自己当时错了】。

【自己是邪恶,你的父亲才是正义】。

【但是自己更强,压倒性的强,你的父亲并没有胜算】。

但是父亲还是战斗了。

他并没有逃跑。

为了守护他深爱着的人们,他竭尽全力战斗着,最后靠着拳头胜利了。

 

それを聞いて、幼い僕は思ったのだ。

間違いない。

父はチェダーマン。

正義の味方だったのだ、と。

听了这些,还是孩童的我是这么想的。

一定不会有错的。

父亲就是奶酪超人。

父亲就是正义的伙伴。

 

父は僕の憧れへと変わった。

自分も正義の味方になりたいと思った。

そして、チェダーマンのように、平和を守りたいと思った。

でも、どうすればなれるのか。

父の友人に聞くと、彼はこう答えた。

父亲变成了我憧憬的人。

我也想成为正义的伙伴。

然后像奶酪超人那样,守护和平。

但是,怎么样才能成为正义的伙伴呢?

我问了父亲的朋友,然后他是这么回答的。

 

「努力でなれる。体を鍛え、剣や魔術を学ぶんだ」

【那就努力去实现吧。锻炼你的身体,学习剑术或者魔术】

 

その言葉を聞いた僕は、父の友人に剣を教わることにした。

父や母が剣や魔術を教えてくれなかったわけではないが、でも隠れて上達して、いざという時に颯爽と現れ、びっくりさせたかったのだ。

听了这番话的我,拜托了父亲的友人教我剑术。

当然并不是因为父亲啊妈妈不教我这些,而是我想要瞒着他们锻炼自己,等到时候英勇地出现在他们的面前,吓他们一跳。

 

父の友人は、適役だった。

なにせ彼は、剣術の三大流派の一つ『北神流』の長、『北神カールマン』だったのだから。

父の友人は最初は渋った。自分はまだ、長として未熟だ、と。

だが、最終的には父の上司の進言もあって、僕に剣を教えてくれることになった。

父の友人が、師匠になったのだ。

父亲的友人,是最适合的人选。

因为他是三大剑术之一【北神流】的老大,【北神卡尔曼】。

父亲的友人很是犹豫,说自己作为北神还不够成熟。

但是,最终因为父亲的上司的建议,他决定教我剑术了。

父亲的友人,成为了我的师父。

 

僕は師匠に剣を教わりながら、正義の味方としての心得を教わって育った。

師匠もかつては正義の味方を目指していたらしく、様々なことを教えてくれた。

曰く、悪が強大でも戦い、勝利を得ること。

曰く、報酬や名声のために戦わないこと。

曰く、正義か悪かを見た目で判断しないこと。

それ以外にも色々あったが、特に心に残っているのは、その三つだ。

我在师父的教导下学习剑术,同时也从师父那学习成为正义的伙伴的心得。

师父好像曾经也希望成为正义的伙伴,被传授了许多的东西。

譬如,哪怕恶势力十分强大,也要与之战斗,并且胜利。

譬如,不为钱财名声战斗。

譬如,不要靠外表判断人的善恶。

除此之外还有很多,但是印象最深的就是这三条。

 

僕はその教えに従い、七歳でラノア魔法大学に入学した後も、正義の味方になろうと頑張った。

学校では生徒会に所属し、校内の悪者を退治して回った。

学校には冒険者上がりのあらくれ者や、有力な貴族の子供もいたが、誰も僕にはかなわなかった。

僕は彼らが悪いことをする度に現れ、正義を執行した。

校内の悪は決して滅びることはなかったが、僕は正義の味方として、学校でも相応の立ち位置を手に入れた。

友人はたくさんできたし、女の子にもモテた。教師たちも一目置いてくれた。

我遵从着师父的教诲,在七岁进入拉诺阿魔法大学后,依然以正义的伙伴为目标努力着。

在学校里,我加入了学生会,帮忙惩办那些校内的恶霸。

虽然学校里有些刚成为冒险者的粗暴的人,或者是家中有权有势的贵族的儿女,但是无论是谁都没办法战胜我。

每当他们作恶时,我便会出现,执行正义。

校内的“恶”绝不会灭绝,但我作为正义的伙伴,在学校中也获得了响应的地位。

我在学校里有许多的朋友,也很受女孩子欢迎。就连老师们也很敬佩我。

 

ただ、下の姉だけはそんな僕を見て、鼻で笑った。

但是,只有二姐。只有她看到我会笑我。

 

「ジークは馬鹿だね」

【吉克可真是个笨蛋呢】

 

当時、僕はその言葉の意味がわからなかった。

ただ、下の姉はちょっと変な人だった。

常にペットの犬を連れ歩いていて、人ともあまり話さない。

イタズラと昼寝が大好きで、いつも何か小さな悪事を働いているか、勉強をサボって寝ているかのどちらか。

気まぐれで、何をするのかわからない人なのだ。

だからその言葉も、姉の気まぐれから出た一言だったのだろうと思った。

当时,我并不理解姐姐的意思。

只是,二姐她是个有些奇怪的人。

平日里总是带着宠物狗的雷欧,也不怎么和人说话。

最喜欢恶作剧和午睡,平时不是弄些小恶作剧,就是逃课午睡。

二姐是个很随性的人,不知道她想做些什么。

所以当时的我也一位那只是姐姐随便说的,并没有怎么在意。

 

その言葉の真意がわかるのは、魔法大学を卒業した後だった。

我明白这句话真意的时候,已经是魔法大学毕业之后的事了。

 

 

 

 

我が家では近所にある魔法大学で基本的なことを学び、卒業して15歳の成人を迎えたら、故郷であるラノア王国を離れ、アスラ王国の学校に通うことになっている。

僕もその例に漏れず、故郷を離れることとなった。

家族や師匠との別れは悲しいものだが、正義の味方としての旅立ちの第一歩、今まで学んでいたことを活かして、次のステージでも頑張っていこう。

そんな希望に満ちあふれていた。

我家都是在附近的魔法大学学习基本的知识,毕业并迎来15岁成人礼之后,就会离开故乡拉诺阿王国,去阿斯拉王国的学校留学。

我也一样,15岁后便离开了故乡。

和家人还有师父分开有些感伤,但这是作为正义的伙伴开始旅行的第一步,我要活用学到的知识,朝着下一个阶段努力。

当时的我,充满着这样的希望。

 

アスラ王立学校。

そこは、まだできてからそう年月が経っていないということもあって、綺麗な所だった。

魔法大学に負けず劣らずの大きな学び舎に、ガラスやレースをふんだんに使われた内装。

魔法大学を真似たという制服は華美で、アスラ王国の見目麗しい貴族たちによく似合っていた。

下の妹が見れば、キラキラした目をして喜ぶだろう。

阿斯拉王立学校。

一方面这所学校成立并没有多少岁月,另一方面确实是十分的漂亮。

不输给魔法大学的庞大的校舍,用了许多玻璃还有蕾丝的内装。

模仿着魔法大学的校服也很华美,非常适合阿斯拉王国的那些高贵美丽的贵族们。

我最小的妹妹要是看到这些,一定会非常的高兴吧。

 

だがそんなキラキラとした学び舎は、僕にとっては灰色だった。

灰色の、学校生活だ。

但是这闪耀的校园,对我而言却是灰色的。

灰色的,学校生活。

 

何者かに虐げられたのかって?

違う。

師匠の元でみっちりと修行をし、何百人もの手練れの剣士と模擬戦を繰り返してきた僕をどうにか出来る奴なんて、そうそういるわけがない。

我被谁欺负了吗?

不是。

能对在师父的教导下严格的修行,与上百名剑术高超的剑士进行过模拟战的我有办法的家伙,这个世界上并没有多少个。

 

無視されたのだ。

徹底的に。

只是我被无视了。

被彻底的无视了。

 

理由は一つ。

髪の色がおかしいから。

理由只有一个。

我的发色很奇怪。

 

僕の髪色は、緑色だった。生まれつきそうだ。

緑の髪は、スペルド族の髪の色。

スペルド族は悪魔の種族で、400年前の戦争でも悪いことをたくさんした種族だ。

だから、人族の世の中では、未だに緑を不吉な色、悪魔の色として差別している。

我的发色是绿色的,好像一出生就是这样。

绿色的头发,是斯佩鲁德族的颜色。

斯佩鲁德族是恶魔的种族,在400年钱前的战争中做了许多坏事的种族。

所以,在人类世界的认识中,到现在绿色也是不吉利的象征,是恶魔的颜色。

 

今まで、髪色について、僕はあまり重く捉えたことはなかった。

僕は父や母から、それが真実ではないと繰り返し聞かされたからだ。

確かに400年前の戦争でスペルド族は悪いことをしたかもしれない、けど悪魔なんかじゃない。実際に会って話せばすぐにわかる、と。

実際、僕の叔父はスペルド族だし、従妹だってスペルド族だ。会って話せば、普通だとわかる。叔父さんは、ちょっと頑固だけどね。

以前我从未在意过自己的发色。

我的父亲还有母亲们,一直告诉我关于斯佩鲁德族的传闻都不是真相。

在400年前的战争中斯佩鲁德族可能确实做了许多坏事,但是并不是恶魔。只要见过他们和他们说过话就立马能够明白。

另外实际上我的叔叔也是斯佩鲁德族,我的表妹也是斯佩鲁德族。和他们交谈过就知道,他们很普通。只是我的叔叔有些顽固。

 

ついでに言えば、故郷では、僕の髪色をとやかく言う者はいなかった。

そりゃ僕が生まれた時、母はかなり取り乱してしまったそうだし、初対面の相手は僕の髪の色を見てギョっとする時もあった、道行く冒険者にヒソヒソとうわさ話をされたこともある。

でも、その程度だ。

実際、ラノア王国でスペルド族を悪く言う者なんて、見たことも聞いたこともなかった。

顺便一提,在我的故乡,也没有人谈论过我的发色。

虽然在我出生的时候妈妈看到我头发的颜色好像有些混乱,也有第一次见到我的人看到我的发色有些震惊,路上的冒险者看到我会小声谈论。

但其实也就只有这种程度而已。

实际上在拉诺阿王国我并没有见过也没有听过有人说斯佩鲁德族的坏话。

 

でも、アスラ王国では違った。

入学式に僕が現れると、誰かが「悪魔だ!」と叫び、場は騒然となった。

教師や衛兵が大勢現れ、僕を取り囲んだ。

いつもだったら、そういう状況になれば、僕は正義の味方として、彼らと戦うことを即座に決意しただろう。

でも、その時は一体なにが起こっているのか、わからなかった。

自分がなんで囲まれているのかすら、わからなかったのだ。

但是,阿斯拉王国不一样。

入学式的时候,大家看到我的出现所有人都大叫着【恶魔啊!】,引发骚乱。

还出现了好多老师啊卫兵啊,把我包围了起来。

如果换做平时,遇到了这种状况,我作为正义的伙伴,肯定会立马决定和他们战斗的吧。

但是那个时候我并不知道到底发生了什么事。

为什么我会被包围,我并不理解。

 

何者だと聞かれ、名前を名乗ると、彼らは納得して包囲を解いてくれた。

でも生徒たちがまだ何かを喚いていたからか、僕は別室に連行された。

そこで、教師が僕に色々と説明をしてくれた。

然后他们问我是谁,我报上了自己的姓名。他们便理解并散开了。

但是学生们还在喊叫,所以我被带进了其他房间。

然后老师给我解释了一翻。

 

アスラ王国は人族の社会だから、スペルド族が悪魔だという言い伝えは、まだまだ残っているのだ、と。

阿斯拉王国是人类主导的社会,斯佩鲁德族是恶魔这一事,还在人们中流传着。

 

そもそも僕はスペルド族ではない。

叔父はそうだが血は繋がっていないし、この髪の色も突然変異によるものだ。

そう言ったが、スペルド族であるかどうかは、関係ないようだった。

スペルド族っぽく見えるのが問題なのだ。

但是我的身上根本就没有斯佩鲁德族的血液啊。

我的叔叔和我并没有血缘关系,这发色也是突变而产生的。

我这么解释道。但就结果来说,这一连串的事和你是不是斯佩鲁德族好像并没有关系。

而是因为你看起来“就像是”才是问题的原因。

 

その後、入学式はつつがなく終了したが、僕は孤立した。

誰も僕に話しかけては来なかったし、僕が話しかけても誰もが無視した。

那之后入学式平安无事的结束了,但我却被孤立了。

没有人会来与我搭话,我向谁搭话,也没有人回应我。

 

それでも僕は、正義の味方として活動しようと思った。

そうすれば、きっとみんなわかってくれる。

この髪は関係なく、僕が良い人間だとわかってくれる。

前の学校ではそうだったし、今回もそうに違いない。

但是就算如此,我也打算作为正义的伙伴而行动。

这么一来,大家一定会理解我的。

和头发的颜色没有关系,我是一个好人,一定会明白的。

之前的学校也是这样,这次一定也是。

 

そんな思いを胸に、校舎裏で複数人から暴行を受けている一人の気弱そうな少年を助けてやった。

だが、助けても、彼は僕と口をきこうとしなかった。

今になって考えれば、僕と会話すれば、よりイジメられるのがわかっていたからだろうけど……。

当時の僕には、意味がわからなかった。

我抱着这份想法,在校舍的背后将一个看起来很瘦弱的少年从数人的暴行中救了出来。

但是就算救了他,他也没有理睬我。

现在回想起来,他一定明白要是和我说话了,今后一定会被欺负得更惨吧…。

但是当时的我,却不明白。

 

それでも僕は、正義の味方になろうと思った。

続けていけば、必ず実になる。

そう、師匠に教わっていたからだ。

但就算这样,我也希望能够成为正义的伙伴。

只要继续坚持下去,一定可以实现。

因为师父是这么告诉我的。

 

でも翌日、先輩がきた。

彼は自分がこの学校でもトップクラスに権力がある家の次期当主だと説明し、そして僕が叩きのめした奴らが、アスラ王国内でどれだけ力を持った貴族かというのを力説した後、居丈高にこう言った。

但是第二天,有一位前辈找到了我。

他告诉我他是在这所学校中有着最高点权力的家族之一,并且是下一任的当家。然后我所教训的那些人,他们在阿斯拉往国内到底是拥有着多么大的权力的贵族后,恃势凌人地说道。

 

「君の父上に感謝するんだな。君の父上が陛下と懇意でなければ、君のような髪色の者など、今日中に叩き出されている所だぞ」

【你该感谢你的父亲。若不是你的父亲和陛下关系亲密,像你这样的“发色”,今天就被人赶出去了】

 

父に感謝しろ。

その言葉は鋭いトゲとなり、僕の胸に深く刺さった。

感谢父亲。

这句话像是尖锐的针一样,深深地扎进了我的心中。

 

父は、とても偉大な人間だ。

父は魔法都市シャリーアに拠点を置く、『七大列強』の龍神オルステッドの腹心だ。

最高幹部といっても過言ではない。

父は幹部として私兵を持っている。『ルード傭兵団』という名前の傭兵団で、それはラノア王国のみならず、世界各国に支部を持つ、巨大な傭兵組織だ。

父亲是非常伟大的人。

父亲在魔法都市夏利亚设置了据点,还是【七大列强】龙神奥尔斯特德的心腹。

哪怕说他是最高干部也不为过。

父亲作为干部手握着私人军队。名为【鲁德佣兵团】的佣兵团,而且不光是拉诺阿王国,在世界各地都设有支部,是一个巨大的佣兵组织。

 

その上、世界最大の国と名高いアスラ王国の国王とは知己だ。かつては同じ学校にかよっていた事もあるらしい。

それだけじゃない。

魔法大学の校長とも旧知の仲だし、町を取り仕切るルード傭兵団の会長だし、大きな商会の会長とも付き合いがあるし、世界各国あらゆる国の権力者にコネがある。

コネだけじゃない。

自身も凄腕の魔術師で、魔導鎧という自分で開発した強力な鎧を身につけ、魔眼で数秒先の未来を見ながら、超高速で動き回り、一撃でドラゴンだって殺しうる程の強力な魔術を、二つ同時に操るのだ。

その実力たるや北神流の長である師匠も一目置いているぐらいだ。

并且,他还和世界上最大的国家的国王是知己。好像以前还在同一所学校上过学。

不光如此。

父亲和魔法大学的校长也是旧识,是掌管着小镇的鲁德佣兵团的会长,和大型商会的会长也有个人交往,和世界各地的权力者们也有联系。

不光是关系。

父亲自己也是非常强大的魔术师,穿着自己开发的名为魔导甲的强力的铠甲,靠着魔眼可以看到数秒之后的未来,可以以超的速度行动,同时还可以使用一击就杀死一条龙的程度的强大的魔术。

他的实力就连身为身处北神流顶点的我的师父也非常敬佩。

 

以上のことから、父はラノア王国の魔法都市シャリーアという町において、最高権力者の一人として数えられている。

父亲在拉诺阿王国的名为魔法都市夏利亚的小镇里,是其最高权力者的一人。

 

僕は、そんな父の息子だ。

先輩の言葉は、僕にそれを、再認識させた。

我是这样的父亲的儿子。

我重新审视了一遍前辈所说的话。

 

同時に、ラノア王国での日々が、思い起こされた。

同时我回想起了在拉诺阿王国的日子。

 

僕が正義の味方として、誰かをぶん殴っても、誰もなにも言わなかった。

皆、僕を立ててくれた。

そりゃそうだ。

ラノア王国の魔法都市シャリーアで、父の息子である僕に、誰が文句を言えるんだ。

そりゃそうだ。

僕が偉そうに正義の味方だといって殴りつけて「こんなことはやめろ」と言えば、やめるだろうさ。誰も僕に逆らおうなんてしない。

僕が正しいからじゃない。

逆らえば、父が何をするかわからないからだ。

例え、父に何もするつもりが無くても、関係ない。ただ僕が息子であることが重要だったのだ。

我作为正义的伙伴,无论打了谁,没有人会说什么。

大家都尊重我。

是啊。

在拉诺阿王国的魔法都市夏利亚里,谁敢对身为父亲的儿子的我有半句怨言。

是啊。

我高高在上的说着我是正义的伙伴并告诫哪些人【不许在做这样的事】,他们肯定会照做,没有人敢反抗我。

这并不是因为我做的事是正确的。

而是因为如果反抗了,不知道会被我的父亲怎么样。

哪怕父亲并不会做什么,这些都没有关系。只是因为我是他的儿子。

 

胸に刺さった大きなトゲのお陰で、僕はそれを認識した。

僕は父の威光をかさに、威張り散らしていただけだったことを。

拜扎进我心中的“针”所赐,我认识到了这点。

我只是靠着父亲的威望,做到这些而已。

 

そして、アスラ王国の王立学校には、父の威光は届いていなかった。

あくまで魔法都市シャリーアほどには、というレベルだが……。

それでも誰も僕を怖がらない。

あくまで権力者であることは知っているようだけど、自分の家の方が偉いと認識し、文句も言う。

ほんの些細な理由――髪の色だけで、こうして無視も決め込んでくる。

それは、アスラ王立学校に身分の高い貴族の子供が多いからかもしれない。

でももしかすると、ラノア魔法大学の生徒たちだって、僕の父が平凡な商人か何かだったら、そうしたかもしれなかった。

然后,在阿斯拉王国的王立学校里,父亲的权势并不通用。

他仅仅只是魔法都市夏利亚中最伟大的人之一,仅此而已……。

但就算如此,谁都不害怕我。

大家仅仅只是知道我是一位权力者的儿子,但自己的家族更伟大,也会对我有意见。

仅仅是因为一些小小的理由——头发的颜色,就像这样决定无视我。

这可能是因为在阿斯拉王立学校里有很多身份很高贵的贵族的孩子吧。

但是假设说,可能连拉诺阿魔法大学的学生们一样,如果我的父亲是一介平凡的商人或者其他什么职业的话,可能也会这么对我吧。

 

僕は正義の味方ではなかった。

親の威光を背に、正義の味方の真似事をしていた馬鹿なガキ。

それが現実だ。

我不是正义的伙伴。

我只是一个借着父母的威势,模仿着正义的伙伴的笨蛋小孩。

这就是现实。

 

現実がそうでも、正義の心は忘れていないつもりだった。

僕がどれだけ思い違いや勘違いをしていたとしても、正義そのものが悪くなったわけではないはずだった。

けど、姉の言った「ジークは馬鹿だね」という言葉の意味が、なんとなく理解できてしまった。

现实虽然如此,但我并没有打算忘记正义的心。

无论我误会了什么或者是搞错了什么,但“正义”本身一定并没有变“坏”。

但是,不知道为什么我有些理解姐姐说的【吉克可真是个笨蛋啊】这句话的意思了。

 

そして理解してしまえば……今までどおりの動くのは、難しかった。

然后当我理解了这些之后……让我再向之前一样行动,就变得很困难了。

 

その日、僕は正義の味方を目指すことをやめ、灰色の学校生活が始まった。

那一天,我放弃了以正义的伙伴为目标,灰色的校园生活开始了。

 

 

 

灰色の学校生活は、数ヶ月ほど続いた。

誰も僕に話しかけてこないし、僕も誰にも話しかけない。

正義の味方ごっこだって、当然やっていない。

チェダーマンだって、助けた相手にすら無視されたら、正義の味方を続けることは難しかったんじゃないだろうか。

灰色的校园生活持续了数月。

没有人理睬我,我也不理睬任何人。

正义的伙伴游戏,当然也没有干过。

就算是奶酪超人,如果被被救助的对象无视,也一定很难坚持下去吧。

 

そんな僕の様子を、一足先に入学していた兄が何度か見に来てくれたが、だからといって状況が変わるわけでもなかった。

僕は孤独で、次第に授業にも出なくなった。

先我一步入学的哥哥好几次来探望这样的我,但是这改变不了什么。

我被孤立,接着连课也不去上了。

 

もちろん授業がつまらなかったわけではない。アスラとラノアでの文化的な違いについての講義は面白かったし、数学や経済学、貴族学なども魔法大学より上を行っている。

でも、僕にとってはその辺りの授業は比較的どうでもいいことだったし、学ぶ気も失せていた。

授業をサボって、学校の裏庭で寝転がって空を見ている方が、有意義だった。

当然我并不是因为课程太无聊所以不去。阿斯拉和拉诺阿的文化差异的课程很有意思,数学啊经济学啊,还有贵族学比魔法大学教的还要深奥。

但是,对我而言这些课相对而言学不学都无所谓,而且连学习的动力也没有了。

与这些相比不去上课躺在学校后庭仰望着蓝天更有意义。

 

家の決まりでは、この学校に3年間は通え、ということだった。

だけど正直、途中で退学するだろうと思っていた。

友人もおらず、学ぶ気も無い。それで学校に通っていて、一体なんの意味があるだろうか。

根据家里的决定,我要在这所学校度过3年的时间。

但是说真的,我开始是不是会被中途退学。

毕竟我连一个朋友也没有,学习的打算也没有。继续上学,这样到底有什么意义呢。

 

あるいは誰かに相談すれば、何かしら回答を得られたかもしれない。

例えば、兄とかだ。

でも、今までやってきたこと、目指してきたことが完全に否定されたショックが大きすぎて、誰かに相談するという気にすらならなかった。

或许找谁商量一下的话,会得到什么答案吧。

比如说,哥哥。

但是,一直一来坚持着的事,我的目标被完全否定的打击实在是太大了,我连找谁商谈的打算也没有了。

 

 

しかし、そんな灰色の学校生活は、ある日、唐突に終わりを迎えた。

但是,灰色的校园生活,在某一天,突然就迎来了结束。

 

彼と出会ったのだ。

我与他相遇了。

 

いや、出会ったというか、見つけた、というべきか。

裏庭の木陰に座って生徒たちを見ていると、1人の目立つ少年がいることに気づいたのだ。

不,与其说是相遇,不如说是发现了吧

我坐在后庭的树影下看着来往的学生们,然后我发现了,在人群中有一个显眼的少年。

 

彼は、僕と同じような境遇に見えた。

孤立していて、皆に無視されて、白い目で見られていた。

ずっと1人だった。

でも、僕と違って、ふてくされることなく真面目に授業を受けていた。

周囲から、時には教師からも冷たい態度を取られながらも、懸命に勉強していた。

我知道他和我有着一样的遭遇。

被周围的人孤立,被大家无视,被大家白眼。

一直一个人。

但是,他和我不同,他并没有因此怄气,而是认真地上课听讲。

被周围的人无视,偶尔连老师也对他很冷淡,但哪怕这样他还是拼命学习着。

 

そして、僕が彼を見つけると同時期に、彼もまた、僕を見つけたらしい。

彼はある日、僕の前にやってきたのだ。

彼は片手を上げ、気安い感じで話しかけてきた。

然后,我发现了他的同时,他好像也发现了我。

有一天,他出现在了我的面前。

他举起一只手,很随意地向我搭话了。

 

「やぁ。授業には出ないのかい?」

【哟,你不去上课吗?】

 

近くで見る彼は、とても特徴的だった。

炭鉱族か、あるいは小人族の血が流れているのか、彼の背が低めで、横幅が広かった。ガッシリとしているのだが、一見すると太っているようにも見えた。

だが、特徴的なのは体型じゃない。

在近距离就会发现他长得很有特点。

是碳矿族吗,又或者是矮人族吗?他的身长很低,但身体却很宽。可以看得出他很健壮,但第一眼也会让人觉得他很胖。

但是,有特征的不光是他的体形

 

「一緒に出ないか? 共に学びあえる学友を探しているんだが、こんな髪の色だからか、友達ができないんだ」

【一起去上课吗?我正在寻找能够一起学习的学友,因为我头发的颜色是这样,所以没有朋友】

 

彼の髪は、目が覚めるような青色だったのだ。

僕とは違う色。でもこの学校ではとても目立つ色だったのだ。

僕と同じように無視され、冷遇されるぐらいに。

他的头发是蓝色的,蓝到能够让人清醒的地步。

和我不同的颜色。但是在这所学校非常的显眼。

显眼到和我一样被无视,被人冷落。

 

「……」

「よろしく!」

【……】

【请多指教!】

 

僕が無言で立ち上がると、彼は了承と取ったのか、手を差し出してきた。

僕はなんとなしに、その手を握った。

我无言地站了起来,他可能以为我同意了,便申出了手。

我也不知道为什么,握住了他的手。

 

「僕はパックス。君は?」

「ジーク」

【我是帕克斯,你呢?】

【吉克】

 

そして、僕と彼――パックスと友人になった。

于是,我和他——和帕克斯成为了朋友。

 

■ ■ ■

 


R;想翻所以就翻了。

 

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Comments
已有 16 条评论 新浪微博
  1. 1013

    謝謝你的翻譯,很有趣的故事

    2016年10月13日 08:51 回复
  2. eingo

    感觉、挺有趣的

    2016年9月14日 08:46来自iPhone 回复
  3. 777

    大长篇啊

    2016年9月10日 06:22来自移动端 回复
  4. mamamia

    天啦噜,居然翻无职的后续

    2016年9月9日 17:07 回复
    • r13l

      之前有段时间没注意关注孙手,所以不知道又更新了。发现更新之后立马就去补了。
      毕竟是让我重复看了5遍的小说。数天前刚刚看完第5遍,新篇章看完后,有种莫名的感动,就动手翻译了。

      2016年9月9日 19:57 回复
  5. magichp

    先顶再看

    2016年9月9日 09:05 回复
  6. 超大的单篇翻译量[哆啦A梦微笑][哈哈][带着微博去旅行]

    2016年9月8日 23:30来自新浪微博 回复
  7. MiyanokoMizuho

    长文啊,留名再看,是长篇小说吗?感觉翻译量很大呢

    2016年9月8日 23:28 回复
    • 本篇是无职转生,这是男主鲁迪乌斯第二个儿子的故事

      2016年9月9日 16:36来自移动端 回复
    • r13l

      还行。总共15话。5个篇章。每个篇章各3话。一篇差不多1万多字。当中一篇可能有近2万字,不过也不算多。

      2016年9月9日 19:54 回复
  8. 续集?

    2016年9月8日 21:01来自新浪微博 回复
  9. 哦!居然翻这个!

    2016年9月8日 20:21 回复
  10. 无昵称

    说起来无职因为嫁妹所以弃了,心疼爱莎

    2016年9月8日 18:13来自移动端 回复
    • r13l

      爱莎嫁给阿鲁斯了。在蛇足篇七星的那一章里有提到,阿鲁斯和爱莎私奔了。

      2016年9月9日 19:52 回复
  11. 话说贴吧就翻译到第三话

    2016年9月8日 16:36来自移动端 回复
    • r13l

      嘛,想翻就翻了。

      2016年9月9日 19:53 回复
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